共有名義のマンション売却では、通常のマンション売却とは異なる悩みが発生します。
共有名義のマンション売却は関係者が多いため、売却までに関係者の同意を得る必要があるなど事前準備が欠かせません。
そこで今回は、共有名義のマンションの売却方法について方法や持分のみ売却する方法を解説します。
マンション売却前に確認！共有名義とは？
共有名義とは、1つの不動産の所有者が複数人いる状態です。
不動産を実際に分割することはできないため、出資割合に応じて持分が決められています。
共有名義は、夫婦間や親子間、相続した不動産では兄弟間や親族間で発生します。
一方、単独名義は、不動産を1人で所有している状態です。
単独名義のマンション売却は自分の意思のみでおこなえますが、共有名義のマンション売却は所有者全員の同意を得なくてはなりません。
共有名義のマンション売却の方法とは
共有名義のマンション売却は、共有者全員の同意がある場合のみ可能で、同意しない共有者がいる場合や同意の確認ができない場合はおこなえません。
たとえば、共有者が認知症になってしまった場合や離婚により話し合いができない場合など、同意が得られないことがあります。
どうしても売却したい場合には、自分の持分のみを売却するようにしましょう。
共有者全員の同意を得られる場合には、マンションを売却して共有者それぞれで代金を分けることができます。
あるいは、共有者から自分自身で買い取り、共有名義から単独名義に変更する方法もあります。
共有名義のマンションの持分のみ売却する方法
マンション売却をしたくても、どうしても共有者から同意が得られない場合もあります。
単独名義への変更も断られた場合には、自分の持分のみ売却する方法も検討してみましょう。
自分の持分のみであれば、共有者の同意がなくても売却可能です。
ただし、買主にとっては持分のみ購入しても、共有名義であるため自由に扱えず、購入するメリットが感じにくい状態です。
なかなか買主が見つからない可能性も高いので、持分のみを購入してくれる専門業者に買取してもらえるか相談してみると良いでしょう。
まとめ
共有名義のマンション売却について方法や持分のみ売却する方法をご紹介しました。
共有名義のマンションを売却する場合は、基本的に共有者全員の合意が必要です。
自分の持分のみ売却する方法もありますが、買主が見つかる可能性は低いので、買取してくれる専門業者に相談することをおすすめします。
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