不動産を売却する際に、権利証や印鑑証明など売買のための書類を準備する必要があります。
そのほかにも、売却価格を決めるための書類の準備も必要ですが、どのような種類を準備すると良いのでしょうか。
今回は、不動産売却時に必要な物件資料とはなにか、また必要性についてご紹介します。
不動産売却時に必要な物件資料とは？
マンションを売却する場合に必要な物件資料とは、まず、購入時のパンフレットが該当します。
また、パンフレットのほかにマンションに関する規約や説明書などがあると、査定時に役立ちます。
規約や説明書は、マンションのルールが記載されていることが多いため、売買契約をおこなう前に提出しましょう。
地盤調査報告書や住宅性能評価書、既存住宅性能評価書なども、物件の構造などを客観的に示すデータになり、重要な物件資料といえます。
買主にとって、物件を選ぶ際に有効な分かりやすい情報です。
そのほか、インスペクションなどの書類も準備しておくと良いでしょう。
インスペクションとは、専門家による建物状況の目視調査です。
基礎や壁、柱、屋根など建物の重要な部分や、雨水の浸入を防止する外壁などを、専門家が目視や計測などの調査をおこないます。
インスペクションに合格すると、建物の品質が保証され買主の安心にも繋がります。
不動産売却時に物件資料の必要性
不動産売却時には物件資料は必要であり、準備できる分は早めにそろえると良いでしょう。
理由としては、物件資料が揃っていると売りやすいためです。
インスペクションの結果報告書や、建設住宅性能評価書、新耐震基準の適合証明書といった物件資料は不動産の購入の指標となります。
内見のみでは物件の詳細が把握しにくいため、これらの資料を提出することで物件の詳細も把握することができ、中古物件であっても安心して購入しやすくなるためです。
買主に安心して物件を購入してもらうために、可能な限り物件資料を揃えておくと良いでしょう。
購入時の契約書や重要事項説明書も重要な物件資料となるため、紛失してしまった場合には不動産会社に事情を説明しコピーしてもらうことが可能です。
準備できる場合には、確認してみると良いでしょう。
まとめ
今回は、不動産売却時に必要な物件資料についてご紹介しました。
物件資料としてパンフレットや契約書などが有効となり、売却しやすくするための重要な資料です。
手元にどのような資料があるかを確認し、調査が必要な場合には依頼をおこなうことや資料を紛失した場合にはコピーがもらえるかなど確認すると良いでしょう。
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