不動産の売却をすることによって所得が発生すると、必要になってくるのが確定申告です。
1年間の自分の所得を申告するものですが、忘れてしまうと取り返しのつかないことになりかねません。
今回はこの確定申告が不動産売買にどのように関わってくるのか、必要な書類や所要時間についてご紹介していきます。
不動産売却時に確定申告が必要な理由とは?
それでは確定申告がどういったもので、不動産売却にどのように関わってくるのでしょうか。
利益が無くても必要になる場合があるので注意しましょう。
確定申告とは
まず確定申告とは、元旦から年末までの1年間に得た所得を翌年2月中旬から3月中旬に申告し、税金を納めるためのものです。
会社に勤めていると会社がすべて対応して年末調整を実施してくれますが、自分で所得を得た場合は自分で申告する必要があります。
不動産売却をするとどうして必要?
不動産を売却したときにどうして確定申告が必要なのか、一番イメージしやすいのは売却によって利益を得たときです。
発生した利益は当然自分の所得になりますので、それにあわせた税金を支払う必要があります。
しかしそれ以外にも売却価格があまりにも安価になってしまい、売却したのに却って損害になってしまった場合にも必要になります。
一定の条件は必要ですが、還付申請をすることで払い過ぎた税金が戻って来ることもあります。
無駄な出費を減らすためにも必要です。
不動産売却をした場合の確定申告で必要な書類とは?
確定申告には合計で6種類の書類が必要です。
確定申告書、分離課税用、譲渡所得の内訳書の3種類はいずれも税務署で手に入ります。
建物・土地の登記事項証明書は法務局にて手に入ります。
不動産の購入、売買をした両方の売買契約書のコピーと領収書も必要で、これらは売買をしたときに得ます。
無くさないようにしておきましょう。
不動産売却をして確定申告をする場合どのくらいの時間がかかるの?
各種書類を集めて税率を計算して、記入して、と多くのステップを挟む確定申告は、書類を出すまでが大変です。
1から書類を用意するとなると時間がかかってしまいますので、余裕をもって作成しておきましょう。
不備が無ければ、それこそ提出して終了しますので、移動時間と税務署で待つ時間程度しかかかりません。