自宅を売却したいけれど、査定の準備に必要なものが分からないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、これから自宅売却の査定をしたいと思っている方に向けて、必要な書類とそれぞれの発行方法について解説します。
事前に用意が必要なものばかりなので、よく確認して準備に役立ててください。
自宅の査定前に用意しておきたい不動産購入時の書類
不動産を売却する際には、まず不動産会社に査定依頼をして物件の適正価格を確認します。
査定では売り出し価格や最低売却価格を決定する際に重要となる査定書を作成します。
査定の際に不動産購入時の書類があると作成に役立ちます。
不動産購入時の書類とは、以下のようなものです。
●購入時の契約書・重要事項説明書
●間取り図やパンフレットなどの基礎資料
用意したい書類として、契約内容や注意事項が記されている契約書・重要事項説明書があります。
そのほかに、売却物件の設計仕様がわかる間取り図やパンフレットなどの基礎資料も用意しておくと良いでしょう。
とくに基礎資料は、土地と物件の正確な情報がわかりやすく記載されているため、査定がスムーズに進められるのでできる限り用意してください。
書類で確認できる情報が多いほど、査定額の精度も高くなる傾向にあります。
自宅の査定および売却時に必要な住宅ローン関連の書類
不動産の売却時に住宅ローンが残っている場合、住宅ローンの残高がわかる残高証明書が必要です。
住宅ローンを組む際に、抵当権が発生します。
抵当権とは、金融機関がローン完済まで土地や建物を担保とする権利で、この権利が残っていると物件の売却はできません。
抵当権を抹消するためには、売却時に住宅ローンの残債を一括で返済する必要があります。
発行してもらった残高証明書を基に、資金計画を立てるようにしてください。
自宅の査定時に必要な登記簿謄本などの書類
売却する物件の所有権や、面積などが記載された登記簿謄本も必要になります。
そのため、法務局で登記簿謄本の発行申請を忘れずにおこないましょう。
また、修繕履歴や土地の利用履歴や境界が確認できる測量図も必要です。
測量図があることによって、土地の正確な形状や面積が把握できるため、査定がスムーズに進みます。
さらに、身分証として本人確認ができる運転免許証なども用意しておきましょう。
まとめ
自宅の売却をおこなう場合、購入時の書類として契約書や住宅ローン関係の書類、登記簿謄本などの書類を準備しておく必要があります。
なかでも購入時のパンフレットや物件の設計仕様がわかる間取り図があると査定がスムーズに進められます。
これらの書類をすべて集めるのは大変な作業であるため、余裕をもって準備を進めておきましょう。
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